天然大理石のお手入れ方法
天然大理石をキレイに保つお手入れ方法
大理石の特徴的な模様は自然が作り出したもの。ひとつとして同じ石材は他にはないことから美しい天然大理石は希少な存在です。大理石はテーブル天板の素材として人気があり、当店でお取扱いのブランド、トム・フォルクナーでは、コーヒーテーブル、サイドテーブル、コンソールテーブル、ダイニングテーブルに使用できる美しい大理石を豊富に取りそろえています。
大理石は緻密な構造をしているため、非常に耐久性が高く、表面を高度に研磨することができます。しかし、正しい方法でお手入れをしないと、大理石はシミになったり、酸で表面が溶けたり、傷がついたりすることがあります。逆に日頃のお手入れをしっかりと行えば美しさが長持ちします。
この記事では天然大理石をキレイに保つためのポイントをご紹介します。
Contents (この記事の内容)
日々のお手入れは乾いた布で
大理石のテーブル天板のお掃除は乾いた柔らかい布で表面のほこりを払ってください。指紋などの汚れを落とすために表面を濡らす必要がある場合は、布に水を含ませて汚れを落としてから、すぐに乾いた清潔な布でテーブルトップを拭いて乾かしてください。
天然大理石のテーブル天板には、洗剤、キッチン用研磨剤、漂白剤、スプレー洗剤、石鹸などの家庭用洗剤は使用しないでください。これらの製品はいずれも表面に化学物質や残留物を残し、やがて大理石の表面を変色させたり、輝きを鈍くしたりします。研磨剤を使った洗剤は、大理石を溶かしたり、表面をすり減らしたりすることで、大理石にダメージを与えます。絶対に使用しないでください。
こぼれた液体はすぐにふき取る
大理石の多孔性(細かい穴がある構造)は、どれだけ磨かれているかによって異なります。研磨度の高い大理石は、マット仕上げの大理石に比べて多孔性が低い傾向にありますが、すべての大理石には多孔性があり、こぼれたときにシミになったり、傷ついたりすることがあります。
ワイン、コーヒー、レモン汁、ビネガー、炭酸飲料などの強酸性や強アルカリ性の物質は、表面を汚したり、溶かしたりする可能性があります。シャンパンなどの酸や炭酸成分は大理石の大敵。淡い色の液体だからシミにはならないだろうとほっておくとグラスの輪染みがついてしまいます。食べ物の油分などもシミの原因になります。大理石には細かな気泡があり液体がしみこむ性質があるので、こぼれたものが水であっても、すぐに拭き取り、清潔で湿った布で表面をきれいにしてください。汚れを落とすときに大理石に汚れが入らないように、布はきれいなものを使ってください。
コースターやフエルトで大理石を守る
大理石のテーブル天板をきれいに保つには予防が一番です。輪染みや傷、熱によるダメージを防ぐために、グラスやカップの下にコースターを敷いてください。コースターを敷くことにより温かい飲料を入れたカップの熱、ワインやフルーツジュースの酸やアルカリから大理石を守ります。
美術品や花瓶、装飾品、ランプなどの硬いものを飾るサイドテーブルやコンソールテーブルには、商品の底面に保護用のフェルトパッドを敷いて、大理石の表面を傷から守りましょう。オブジェや置物の中にはテーブル天板に触れる底の部分に最初からフエルトが貼ってあるものがあり、自然な形でテーブルを飾ることができてインテリアが引き立ちます。
重いものを置かない
大理石のテーブル天板は、木材などの他の素材とは異なり、柔軟性がある素材ではないため、重いものを置いた時のしなりがありません。大理石のテーブル天板の上に座ったり立ったりすることは絶対に避け、特に中央に一本脚の台座がある大理石のダイニングテーブルでは、極端に重いものを置かないようにしてください。大理石は大きな荷重がかかると元々あった大理石のすじにそって割れたり、ひび割れたりすることがあります。
オーセンテリアでは大理石の種類、色、模様をお客様のお好みやお部屋の雰囲気に合わせたものをおすすめすることが可能です。当店でお取扱いのブランド、トムフォルクナーではすべての家具をオーダーメイドで製作しており、サイズなどのカスタマイズが可能です。素材や仕上げなどのサンプルは当店のショールームでご覧いただけますのでお気軽にお問合せ下さい。